ジャックスDivider

最強の武器使い

Champion Frame
  • 「武器とは力と意志のことだ」

    ~ ジャックス
  • ルーンテラ最強の武器使い、ジャックスはイカシアを守ることを誓った優れた戦士の一団であるコハーリの最後の生き残りだ。しかし、シュリーマ帝国の超越者の万軍に対してヴォイドが解き放たれたとき、イカシアは滅ぼされ、ジャックスは故郷と生きる目的を失った。彼はいつかヴォイドを倒す日が来ることの希望の象徴である“イカシアの最後の光”を手に取り、世界を旅しながら、彼と共に迫りくる闇に立ち向かってくれる屈強な戦士を探している。
物語

この橋渡るべからず

橋の中央で、ジャックスはあぐらをかき、長柄の武具を膝に乗せていた。最後にここを訪れてからデマーシアは大して変わり映えしていなかったが、それも驚くには値しない。デマーシア人は熱心に国境を守る、それが彼らを屈強な戦士へと鍛え上げているのだ。全員ではないにしてもな、ジャックスはそう思いながら、彼の武器、柔らかな明かりを点す街灯にこびりついた血のシミをぬぐい取る。欄干越しの川に滴を払い飛ばした後、懐から今日三個目の固ゆで卵を取り出した。石畳に軽く打ち付け、ゆっくりと殻を剥きながら、次に誰がジャックスに挑むのか、橋のたもとで戦士たちが言い合っているのを聞いていた。

物語

イカシアのあった場所で

by Graham McNeill

俺の名はアクサマク・ヴァル=チョイ・コハーリ・イカシオール。